ウインドウラジオ

ラジオとラジオに似たものについて、感想などなど。

2013年の放課後ポッドキャスト(シネマランキング)

TBSラジオ ライムスター宇多丸のウィークエンドシャッフル、年末恒例ですね。シネマランキングと放課後ポッドキャスト。

私は特に映画ファンというわけではないんですけど、放課後ポッドキャストで宇多丸さん、せのちんさんや古川耕さんやフタッフの方たちの映画がたりを聴くのは大好き。なんでなんでしょうね?語られている対象を見ていないのに、楽しめる。“批評”の興味深いところです。

横道世之介」「もらとりあむタマ子」の人気が結構高かったですね。

余計なお世話かもしれませんが、荒井さんは韓国映画についてどこかでまとめられた方がよいのではないかと!

次回のウォッチメンは『ゼログラビティ』私は劇場を出て階段を降りるとき、よろめきました・・・。

 

デイキャッチャーズ・ボイス 2014年。積極的にナンパしていこう!

1月3日(金)宮台真司さんのデイキャッチャーズボイスは、ナンパをしていこう、というテーマ。前回の、「日本の外交がダメなのは、恋愛ベタだから!」の続編と言えるような内容でした。

宮台さんが伝えたかったことは、恋人作るためにとにかく声をかけろ~!・・・ということではなくって、人と知り合いになるには他者理解が必要であり、それは国レベル(外交)においても同じである、といったことではないかと。

これをナンパの話を使って説明なさるのが宮台さんらしいですよね。

以下、メモです。

○人と仲良くなるには、前半のアプローチ‐知らない人と知り合いになる。後半のアプローチ‐知り合いと絆をつくる。がある。

○ナンパって言葉にマイナスイメージがある。ナンパする人が少なくなったので、ナンパされる経験も少なくなったのが原因と思われる。ナンパというと街頭ナンパを想像すると思うが、同じ場所、同じ時間に歩いているというだけでも共通の前提があり、それは同じ授業を受けている、というのとあまり変わらない。

○この世の中に赤の他人なんていない。赤の他人というカテゴリー先行で何の共通の前提がないんだ、と考えてはダメ。必ず何か手がかりがあり、仲良くなれる。

○ナンパにはルーティンの声かけとそうでないものの二種類ある。

○お腹すいてそうな人を見つけたら、一人でご飯食べるのは寂しいから、一緒にご飯食べませんか、となる。

○カウンセラーの高石宏輔さんが「ゆっくり歩かないと見えてこないものがある。想像する。」と言っていた。一人一人想像するという訓練をすると、街の中が匿名者の群れではなくなる。

○他者に対する想像力がない人は、自分の国に愛国者がいるように、相手の国にもいる、と気づかない。

○相互性を絶えず考える。

○寂しそうな人がいると、自分も寂しい、とアプローチする。自分の欠落から出発するのも大事。相手に欠落があると響きあう。それが誠実さとして現れる。これはルーティン系の声かけと異なる。

○自分と相手との間に手がかりがない、とい考える癖をまずやめる。

○これは外交にも役立つ。

 

 

勝手にセレクション・2013年Session-22!

2013年のTBSラジオ 荻上チキSession-22のうち、Main SessionとSession袋とじからそれぞれ3つずつ、印象に残ったもの、良かったと思うものを選んでみました。

Session袋とじは話題が多岐に渡るので、正直難しく、違う日に選んだら異なる結果になったと思われます・・・。

<Main Session>

8月15日(木)「終戦の日に考える。玉音放送とラジオの役割とは?」

玉音放送の内容すべてを放送した姿勢に共感しました。実は内容を知らない、ということ結構多いですよね。話題になっている法案や条約なども原文を読んでなかったりとか・・・。内容を知ることができただけでなく、意見を言う、知っている、ということに対する誠実さが自分にあるのか、反省するきっかけにもなりました。

また、ゲストの元アナウンサー竹山昭子さんの貴重な証言が素晴らしかったです。戦時中の電波事情のことなど、音声がクリアでないことにはちゃんと理由がある。“古いから”“当時は技術力がなかったから”と疑問を持たずに決め付けてしまっていた自分の先入観の危険性に気づかされました。街頭インタビューがあったのも、番組が閉じていない感じがして好感が持てた回でした。

10月4日(金)「日本の接待文化」

スタジオの話が楽しかった!リスナーからの投稿も“そんなことがあるんだー”という感じで感心することが多かったです。何というか、いつも番組で紹介されるのは「質問」メールが中心という感じなので(特にレクチャーモード、探求モードのときは仕方ないことなんですが)、この日はリスナー一緒に番組が作り上げられていった感覚を味わえました。

11月26日(火)「村木厚子事務次官が語る郵便不正事件のえん罪問題」

検察とマスコミの問題について、やっぱり実際の体験談という迫力がありました。辛い状況を耐えるには専門家のサポートと家族などの支えが必要という村木さんの言葉は覚えておこうと思います。

<Session袋とじ>

6月18日(火)ブルボンヌ「おネエの気持ちが分かるムービー」

これはブルボンヌさんの言葉に感動しました・・・。

ちなみに紹介された映画は『Wの悲劇』『プリシラ』『ラースと、その彼女』でした。

7月16日(火)佐藤典雅「エホバの証人での日々を語る」

聴いたあと、速攻でご著書『ドアの向こうのカルト』を買って読みました!中々、このようなお話を聞く機会ってないと思います。本もとっても面白かったので、超オススメです!

9月9日(月)新雅史「東洋の魔女の本質とは?」

バレーボールにまつわる意外な歴史を知ることが出来て勉強になったし、単純に驚きました!労働とあんなに深く関わりがあったとは・・・・。

知識を得られるってこの放送だけでないので超迷ったんですけどね(^_^;)新さんの『商店街はなぜ滅びるのか』が好きなもので。(反則?)

あ~他にも色々面白かった回あるんだけどな~これでいいのかな・・・。ああう。野宿も印象に残ったし、崎山記者と武田記者の回は面白かったし。MainSessionは昆虫食入門講座なんてのもあったなあ。

 

とにかく、Session-22はほんっとうにいい番組だと思っております。今年も期待しています!

2013年開始番組・Session-22

TBSラジオの荻上チキ・Session-22は、3月に終わったDigの後番組。

Dig終了でガッカリはしたものの(実は放送時間は短くなるしプロデューサーも変わるし、大根さん降りちゃうしで、それほど打ちひしがれていなかった)、帯でチキさんが単独パーソナリティ・・・ついにか!(←何が?(笑))という感じもあったし、特に長谷川Pなので、まあ、間違いないだろうと思ってました。

私はこの番組のクオリティ、量は本当に素晴らしいと思っています。バランス感覚も絶妙。リスナーの求めるところにも丁度よくハマっているかと。

チキさんは本当にどんな話題でも詳しいし、ブレないですね。だからなのか、リスナーとしては、食べ物の味がよく分かんない、とか弱点のようなものが見えると結構嬉しかったりします(笑)。もっと弱点垣間見せえもらえると愛着がもっと沸くなあ~。

そして、南部さん!南部さんの繕わない感じが、この番組を聴きやすいものにしてると思います。南部さんプレゼンツ!みたいな企画・放送を聴いてみたいと思っております。

来年は是非リアルイベントやって欲しい、希望します。(Digは夏の赤坂サカスのトークイベントがあったので行ったんです。ちなみにチキさん、藤木TDCさん、外山さんの鼎談でした。)

 

クリスマスウィークのたまむすび色々。

12月24日(火) 町山智浩「アメリカ流れ者」はソウルからの電話出演でした。

韓国で日本映画祭をやりたいと町山さん。やりたいことがあり過ぎて全部できるかどうか・・・と。

こんな風に情熱持って、やりたいことがあって・・・映画の紹介よりここが印象に残りました。

12月23日(月) カンニング竹山さんのオープニングトーク。領収書の整理と税理士さんとの関係について。今回も時間の中でちゃんとまとまって、きちんと面白い。プロに対して“ちゃんとまとまって”というのもおこがましいですが(笑)竹山さんが加わって、そして竹山さんが小田嶋隆さんとのコンビになって、たまむすびはより面白くなったと思います!

12月25日(水) 武井壮のけもの道。この日はボクシングの話題でしたが、ハッとしたのは練習時間よりそれ以外の時間の方が長いからその時間の過ごし方が重要、という言葉。武井さんって名言、多いと思います。きっとトレーニングやパフォーマンスの向上について広く深く考えているからなんでしょうね。

 

来週は町山さんがスタジオ登場とのことなので楽しみです。

 

 

 

 

仕事納めの日、ピットインへ

12月27日(金)は仕事納め。

色々と限界に来ていたので終業後は飲み会の誘いを受ける前に猛ダッシュで職場を離れました。

そして向かった先は‘当日券あり’の情報を得ていた新宿PIT INN大友良英4デイズの2日目。http://www.pit-inn.com/whatnew.php?anc=317

お客さんは結構入っていて立ち見の方も。

大友さんのピアノソロ、Sachiko Mさんとのサインウェーブを堪能したあと、吉増剛造さん(スミマセン、まったく存じ上げませんでした)の詩の朗読にちょっと驚いた‥と、思ったらラストには観客の中にいた古川日出男さんがステージでご挨拶!

「観る、聴く」というより、「感じとる」と表現した方が適切と言えそう。

仕事で凝り固まっていた気持ちを切り替えるために参加したわけではなかったんですが、異空間に浸ることで結果的にそのような効果があったように思います。

 

あー今度は盆踊りも体験してみたいな。

 

 

 

 

何が来るか分かんない!(大友良英さん×菊地成孔さん対談)

2013年12月15日の菊地成孔の粋な夜電波(第133回)は、大友さんがゲストの第1回目だったのですが、楽しいだけでなく、とっても励まされました。

明日、何が起こるかなんて分からない! まさかまさかまさか

レコード大賞とるなんて。

社長になるなんて。

ラッパーやるなんて。

盆踊りやるなんて!!!!

もちろん菊地さん仰るように“明日死ぬかもしれない”わけで、幸福が来るとは限らないんですけど、妙なワクワク感が自分の内側に生じてきたんです。

最近は若者に将来を見切る気質がある、また、海外旅行も減ってるらしいという話題に対して

菊地さん「若い人に言いたいのはもっと海外に出て将来のことは分からないと思った方がいいです。」

大友さん「海外に出たほうがいいと思うよ。おもしれーもん。トラブルがあっても。」

そして中国でサナギを食べた話などを・・・。

この放送に影響され過ぎたのか、海外に一度も行ったことない私も来年はちょっと行って見ようかな、と考える始末(休み取れるのか?)。

 

・・・・・あ、そもそも自分はもう若い人とは言えないですね、そういえば。