デイキャッチャーズ・ボイス 2014年。積極的にナンパしていこう!
1月3日(金)宮台真司さんのデイキャッチャーズボイスは、ナンパをしていこう、というテーマ。前回の、「日本の外交がダメなのは、恋愛ベタだから!」の続編と言えるような内容でした。
宮台さんが伝えたかったことは、恋人作るためにとにかく声をかけろ~!・・・ということではなくって、人と知り合いになるには他者理解が必要であり、それは国レベル(外交)においても同じである、といったことではないかと。
これをナンパの話を使って説明なさるのが宮台さんらしいですよね。
以下、メモです。
○人と仲良くなるには、前半のアプローチ‐知らない人と知り合いになる。後半のアプローチ‐知り合いと絆をつくる。がある。
○ナンパって言葉にマイナスイメージがある。ナンパする人が少なくなったので、ナンパされる経験も少なくなったのが原因と思われる。ナンパというと街頭ナンパを想像すると思うが、同じ場所、同じ時間に歩いているというだけでも共通の前提があり、それは同じ授業を受けている、というのとあまり変わらない。
○この世の中に赤の他人なんていない。赤の他人というカテゴリー先行で何の共通の前提がないんだ、と考えてはダメ。必ず何か手がかりがあり、仲良くなれる。
○ナンパにはルーティンの声かけとそうでないものの二種類ある。
○お腹すいてそうな人を見つけたら、一人でご飯食べるのは寂しいから、一緒にご飯食べませんか、となる。
○カウンセラーの高石宏輔さんが「ゆっくり歩かないと見えてこないものがある。想像する。」と言っていた。一人一人想像するという訓練をすると、街の中が匿名者の群れではなくなる。
○他者に対する想像力がない人は、自分の国に愛国者がいるように、相手の国にもいる、と気づかない。
○相互性を絶えず考える。
○寂しそうな人がいると、自分も寂しい、とアプローチする。自分の欠落から出発するのも大事。相手に欠落があると響きあう。それが誠実さとして現れる。これはルーティン系の声かけと異なる。
○自分と相手との間に手がかりがない、とい考える癖をまずやめる。
○これは外交にも役立つ。